特殊技術,SPECIAL TECHNOLOGY
超音波探傷試験 U T
チューブ周方向割れ/リアルタイム割れマップ/内外面SCCの検出/B、Cスコープ表示
弊社独自方式の超音波センサーが、チューブ内で直接接触した状態で高速回転し、内外面の周方向割れを検出します。
このようなシステムは、弊社以外では、ほとんど実用化成功例がありません。
特徴は、直接接触のため、小さいSCC等の検出も可能で、抜群の検出力を誇っています。また、割れ分布は、リアルタイムにパソコン画面にCスコープ(全面展開図)、Bスコープ(軸方向・周方向断面図)で、わかりやすく表示されます。
▶原 理(センサー部)
▶特 徴
- 内外面の周方向割れを対象。
- 検出限界が渦電流探傷試験より優れ、評価限界は長さ 5 mm × 深さ 0.2 mm。
- 特殊内挿センサーによる直接接触方式で、可変速モーターにより高速回転。
- 高速回転と軸方向移動で全面の割れマップ採取。
- 局部全面検査で、検査長は、通常 30~700 mmまで。(別途特注でさらに延長可能です。ご相談ください。)
- 接触媒質は、少量の水、グリセリンで上向き検査容易。
▶検査例
- 縦型、横型熱交チューブの管板際の周方向割れ。(下図)
- 同上のバッフル部の周方向割れ。
- SUS329J材(ET検査困難)の周方向割れ。